車種によっては部品の取り寄せが難しい
車は、古いモデルになるほど部品の取り寄せが難しくなります。現行モデルであればディーラーから新品を購入できますし、国産車なら安く修理することは可能でしょう。ところが、たとえ現行モデルであっても、海外メーカーの車は取り寄せるだけでも費用がかさみます。そのうえ、生産が終了している車なら、部品を探すところから始めなければなりません。この点は国産車でも同じです。クラシックカーとなると、レストアなど専門に行ってくれる業者が存在します。しかし、古く希少な車ほど修理や部品の取り寄せには時間を要します。経済的な理由で中古車を探すなら、できるだけ費用を抑えやすい車にしましょう。特に外車の場合、10万キロを超える走行距離では部品交換が必須といえます。
前の持ち主の使用状況がわからない
車は、保管状況や使い方によって劣化にも影響が出ます。中古車の場合、前の持ち主の使用状況や保管方法を知ることはできません。整備履歴などの書類は残されていることがあります。しかし、知り合いから譲り受けた車でもない限り、以前はどのような場所に置かれていたのか知ることは難しいといえます。例えば、乗らないまま何年も屋根のない場所に放置されていたということもあるでしょう。そうなるとタイヤやヘッドライトのプラスチックカバーなどの劣化が早まる傾向が見られます。また、乗り方に癖がある所有者だった場合は、特定の部品が先に傷んでしまう可能性も出てきます。特に年式が古い車となると、故障のリスクや部品交換の負担はさらに高まるかもしれません。